不安なときは、不安だとちゃんと言う

2022年1月11日

おはようございます！亀井弘喜です。

今日のメルマガです。

どうぞご覧ください。

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「不安なときは、不安だとちゃんと言う」

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赤ちゃんのとき、
僕たちは誰でも不安になったら泣きます。

※当記事は数年前に書いたものを加筆修正しています

小さい子供だったとき、
僕たちは素直に「怖い」と言います。

大人になると、
僕たちは素直に「怖い」と言う代わりに
強がったりします。

論理的に分析したり、
解決方法を頭で考えたり。

もちろんそれらが悪いことなわけでは
ないですが

そうして「怖い」という感情を
素直に感じない日々が続くと

次第にそれは麻痺していってしまい、
まるで真冬の寒い日に底冷えがするように

小さな「怖い」が蓄積された
恐怖から怯えながら生きてしまうのです。

＊

僕は不安になったとき、
不安だと言えない子どもでした。

さみしいときに、
さみしいと言えない子どもでした。

「自分は大丈夫」

「自分はわかっている」

「自分はできている」

そのポジションが
僕に安心を与えてくれるように
感じていたからです。

そのまま大人になり
競争の激しい外資系コンサル会社に入り

そこでも

「自分は大丈夫」

「自分はわかっている」

「自分はできている」

を繰り返していきました。

蓄積された小さな不安は
いつしか雪だるまのように大きくなり
気づいたらうつ病だと診断されていたのです。

＊

僕の不安を受け止めてくれたのは
心療内科の先生ではありませんでした。

実家に帰ったときに、
出迎えてくれた両親でした。

26才にもなって、うつになったことを
号泣しながら謝る僕に父は笑顔で言いました。

「うつ病でいいじゃないか。

何が問題なんだ？

仕事ができないことか？

お金が足りなくなることか？

どっちも大丈夫だ。

ここにはお前の部屋もあるし、
家具でも何でもあるし、
いつでも帰ってきて構わない。

それにお前一人分くらい、
一生食わしてってやるから
働かなくていいぞ。」

怒られて、
「そんなやつはうちの息子じゃない」
と言われる展開を想像していた僕にとって、
それは完全に意外な対応でした。

あっけに取られる僕に
父は続けて言いました。

「改めてお前に言ったことはなかったけどな、

俺とお母さんは、
お前が生まれた瞬間から

たとえば交通事故とかにあって
植物人間になったとしても
一生面倒見ていく覚悟で育ててきたんだぞ。

それは今でも変わらない。

だからうつ病なんてどうってことない。

大事な子どもであることに代わりはない。

ただな、一つだけお願いがある。

笑ってくれ。

お前が笑っていない姿を見るのが、
親としては一番辛いんだ。

なんでもいい。

好きなことをして遊んで、
笑って暮らしてくれ。

俺から言いたいのはそれだけだ。」

僕は、安心からか
信じられないくらいの涙を流しました。

自分の積もり積もった不安を
神様に受け止めてもらったかのような
感覚でした。

生前の母は、父の隣で、
いつもと変わらずニコニコ笑っていました。

きっと久しぶりに僕が実家に
帰ったことが嬉しかったんだと思います。

＊

あれから13年が過ぎ、
40才になった僕は、

今でもときどき自分の小さな不安を
見過ごしてしまいます。

強がって生きてしまう癖、
何でもわかってる、できている立場を
取る癖も相変わらず直りません。

でももううつ病になることはないでしょう。

なぜならあのときの父と母の愛が、
僕の中にはずっとあり続けているからです。

僕の人生の問題は、
お金が解決してくれたのではありません。

父や母の愛が解決してくれたのだと
今は思っています。

＊

今度はその愛を、
僕が誰かに届けたい。

そんな思いから日々活動をしています。

愛があれば大丈夫。

愛があれば問題は解決します。

このメルマガを通じて
その愛があなたに届いたら
嬉しく思います。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日も素敵な1日をお過ごしください。

亀井弘喜
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