目標を持つ理由

個人セッションでの一コマ。

男性(Aさん)は、目標や理想を持つのが
苦手でした。

だから今の仕事を辞めようとは
思わないし、

新しいことも少しずつ始めて
いけばいいと思っている。

そのようなことを話していました。

もちろん、すべてはクライアントさんの
したいようにすればいいわけですから
何も問題はありません。

ただ僕が気になったのは
その話をするときのクライアントさんの
エネルギーが下がることだったのです。

◇◇◇

「Aさんって人生でどんな状態が
理想ですか？」

僕は質問しました。

「え？理想…？
考えたこともなかったです。」

Aさんは答えました。

以下、やりとりです。

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僕：「理想や目標を持たなくても
もちろん大丈夫です。

でも理想や目標を持つと
いいことがあります。

それは”今やることが変わる”
というものです。」

A：「どういうことですか？」

僕：「例えば、ゴルフを始めたとします。

僕は100を切るのが目標で今
取り組んでいます。

まだ120〜130が平均スコアだったときに
“100を切りたい”という目標ができました。

100を切るためには
今のまま自己流ではダメだと思って
レッスンプロに頼みました。

そして毎日練習場に通い、
ラウンドには週に１回くらいは
計画的に行くようになりました。

そしてスコアは102まできたのです。

120〜130のままでいい、と
思っていたら

レッスンプロに
お金と時間払ってまで習おうとはしないし、
練習も毎日行くことはしないと思います。

つまり、目標と理想が、
“今の行動”を変えさせたのです。

目標と理想自体はあってもなくてもいいし
大切ではありません。

目標と理想を持つことで今が変わる。

今を充実させるために、
目標や理想を持つのです。」

A：「なるほど！
確かにそうですね。」

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この後、Aさんと一緒に
目標や理想を書き出していきました。

なんだかとても教科書通りの
コーチングセッションのようで新鮮でしたが（笑）
Aさんは人生の意欲が上がって帰っていきました。

◇◇◇

目標を持てば、今やることが変わります。

そして目標に書かれた数字や事実は、
あなたを責めてくる的ではなく、

あなたの今を優しく変えてくれる
味方なのです。

◇◆◇◆◇◆

今日も最後まで読んでくださって
ありがとうございました。

素晴らしい１日をお過ごしください。

亀井弘喜