おはようございます!亀井弘喜です。
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「トイレや更衣室を掃除するお客さんだった」
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土曜日夜のヨガインストラクター養成講座で
参加者の女性やスタッフのインストラクターに
シェアした話です。
※当記事は数年前に書いたものを加筆修正しています
僕は2013年4月に、今オーナーを勤めている
ヨガスタジオにお客さんとして出会いました。
普通に入会して、普通に月謝を払って
毎月楽しく通っていたのです。
自分の新しい家かのように
気に入っていたそのスタジオ。
残念なことは掃除が行き届いて
いないことでした。
例えば更衣室の棚やロッカーの上は
ホコリまみれだったし、
男子トイレの便器や便座の裏も
いつも汚れていました。
僕は、ふと思い立って、
あるときから掃除用具持参で
スタジオに通うようになりました。
そして男性更衣室や男子トイレを一人で
掃除してからヨガを受けていました。
不思議なことに、
便器を素手で拭いたりするのも
全く嫌じゃなかったのです。
それどころか
清々しい気持ちで掃除をしていました。
きっと道場を掃除する
修行僧のような気持ちだったのかも
しれません。
*
2015年5月、僕は
そのスタジオのオーナーになりました。
オーナーになって
最初にした仕事は、
男子更衣室と男子トイレの掃除、
そして今度は誰もいない時間に
女子更衣室と女子トイレも
掃除したことでした。
お客さん時代とやっている行為
自体は変わらなかったのですが、
責任を持ってスタジオのお世話を
できることが嬉しくて仕方なかったのを
覚えています。
*
スタジオのオーナーになる前から
スタジオの掃除をするお客さんだった。
そんなことをふと
思い出してみんなにシェアしたところ、
みんな驚いていました。
「そんなお客さん聞いたことない」と。
確かにそうだな、と思います。
でも不思議なことにそれは
僕にとっては自然なことだったのです。
今でも鹿児島に戻って
スタジオに寄ったとき、
最初にやることはトイレ掃除です。
きっと僕がオーナーでいる限り、
トイレを掃除し続けることでしょう。
気づいたら、だんだんと
良いスタジオになってきました。
僕の愛しきスタジオであり、
誇りである場所に変わったのです。
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今日も最後まで読んでくださって
ありがとうございました。
素晴らしい1日をお過ごしください。
亀井弘喜