
かめちゃん語録
2024年11月20日
1. 夫婦関係の根本的な改善とは
   – センターピースが教える3つの重要な要素
   – 夫婦関係改善の本質的アプローチ
2. 夫婦関係が悪化する本質的な原因
   – 「不安」「孤独」「自己否定」の3点セット
   – 責め合いの連鎖が生む悪循環
3. 形而上学的な視点から見る問題の本質
   – 原因と結果の関係性
   – 不安と孤独と自己否定という種
4. 夫婦の周波数と引き寄せの法則
   – 同じ周波数を持つ者同士の引き寄せ合い
5. 私自身の経験から
   – 子育てで顕在化した問題
6. センターピースとの出会い
   – 自分で自分のことを認める力
7. 根本的な解決への道のり
   – 歯の矯正に似た段階的改善
   – 不安から安心感へ、孤独からつながり感へ、自己否定から自己肯定感への変化
8. パートナーシップの本質 – センターピースから学んだこと
   – 2つの変化パターン
   – 根本解決的なアプローチ
9. 否定的な思い込み
   – メンタルブロックの正体
   – 自分の価値観と異なるパートナーのあり方を愛する
10. パートナーシップの究極の姿
    – サグラダファミリア方式
11. まとめ:真の夫婦関係改善へ向けて
    – 逃げるものではなく、向き合うもの
 
 
 
この記事を解説した動画はこちら!
 
 
こんにちは、かめちゃんです。
 
今日は、私が教えている人間心理学センターピースの視点から、夫婦関係を良くする本質的なアプローチについてお話ししたいと思います。
 
 
 
 
夫婦関係を良くするコツは2つあります。
 
これは私が教えている人間心理学センターピース、犬飼ターボさんが開発した心理学から学んだことです。
 
1つは、夫婦お互いが「安心感」「つながり感」「自己肯定感」を感じている状態でい続けること、です。
 

夫婦関係がうまくいかなくなるのは、どちらかがどちらかを責めたり、あるいはどちらかが自分のことを責めたりすることから始まります。
 
時には、自分に女性としての自信がなくなったり、男性としての自信がなくなってしまって、結果的に自分の元を離れて他の異性に行ってしまうんじゃないかというふうに自信を失ってしまうこともあります。
 
この悩みの源を遡っていくと、結局はお互い、もしくはどちらかの「不安」「孤独」「自己否定」にたどり着きます。
 
センターピースで手に入るものは「安心感」「つながり感」「自己肯定感」ですが、
逆に言うとこの3つが欠落していると、不安と孤独と自己否定に苛まれ、夫婦関係がそこから壊れていってしまうのです。
 

この3点セットが物事の原因であって、夫婦喧嘩やすれ違う夫婦の状態、浮気や不倫といったものは、すべてこれらの原因の結果にすぎません。
 
ライフコーチングのプログラムでは、これを「形而上学」という考え方で捉えます。
 
形而上学とは、出来事はなぜ起きるのか、その出来事はなぜその人に起きるのかということを、一般社会とは異なる角度で考えていく見方です。
 
農作物で考えてみれば、トウモロコシの種からはトウモロコシの実しかならず、トマトの種からはトマトの実しかなりません。
 
同様に、うまくいかない夫婦関係という実は、不安と孤独と自己否定という種から生まれるのです。
 

夫婦というのは引き寄せの法則というか、同じ周波数の者同士が引き寄せ合います。
 
そのため、一方だけでなく、両者が同じような不安や孤独、自己否定を抱えていることが多いのです。
 
他人を責めることの裏返しは自分を責めることであり、逆に自分を責めていることの裏返しは心の中で他人を責めることにつながります。
 
お金のことでも、子供のことでも、お互いの将来のことでも、どちらかだけが不安を持っているということは基本的になく、
夫婦が同じだけの不安を抱えているのです。
 

実は私も最初の結婚でこのような経験をしました。
 
2人ともエリートで優秀な学歴と優秀なキャリアを築いてきて、収入的にも十分あったのですが、やはり心の中で不安と孤独と自己否定を抱えていました。
 
特に子供が生まれてからそれが顕著になり、お互いを責め合うような夫婦関係になってしまいました。
 
2人で話し合っても、なぜか第2ラウンド、第3ラウンドが始まってしまい、仲直りのために始めた話し合いだったはずなのに、気づいたら罵り合っているような状態でした。
 

この状況を何とかしたいと思い、様々な夫婦のカウンセリングやセミナーを探しましたが、しっくりくるものがありませんでした。
 
そんな中で、人間心理学センターピース、当時それを教えてくれていた犬飼ターボさんとの出会いが、私にとって大きな転機となりました。
 
ターボさんから言われた言葉で最も印象的だったのは、
「かめちゃんが夫婦関係がうまくいかないのも、結局起業をなかなかできないのも原因は同じで、自分で自分のことを認める力が弱いんだよ」
というものでした。
当時の私は、奥さんに認めてもらっていると感じているときは夫婦関係良い感じ、逆に奥さんに認めてもらえていないと感じたときに夫婦関係は壊れてしまうということがあったのでした。
 
夫婦とか配偶者とかパートナーをどうしてプラスで見れないのか、どうして相手のことを褒められないのか、どうして愛情表現ができないのかといったときに、
究極的には
自分のことを認めていないから、
自分のことをプラスで見れていないから、
自分のことを褒めていないから、自分に対して愛情表現をしていないから
ということ、なのです。
 

この問題の解決には時間がかかります。
 
コーチングとかの単発のセッションで、そのときは何か良い感じになったとしても、またしばらくすると元に戻ってしまう。
 
私は歯の矯正を例に出すことがありますが、歯並びを整えるように、少しずつ改善していく必要があるのです。
 
不安から安心感へ、孤独からつながり感へ、自己否定から自己肯定感への変化は、日々の小さな積み重ねによって実現されます。
 
まるで歯の矯正のように、ちょっとずつちょっとずつずらしていって、こういうことを続けていくと、
ある時「最近不安になっていないな」とか、
「昔感じていたような孤独感がないな」
「仲間ができたな」
「自分のことが嫌いだったはずなのに、すごく好きになっているな」
という状態になってくるのです。
 
そうなると結果的にパートナーシップはうまくいく流れになっていくという仕組みなのです。
 

だから私は個人セッションに来た方に「センターピースを受けると良いですよ」というふうにアプローチします。
 
そして興味深いことに、夫婦やパートナーの片方がセンターピースを受けて変わり始めると、2つのパターンが起きます。
 
1つは、相手も良い意味で変わり始めるというパターンです。
 
同じ周波数になっていくというか、一緒に夫婦で受講するケースもありますし、後から受講されるケースもあります。
 
そうすると夫婦の周波数が一緒に階段を登っていけるような感じになり、円満なパートナーシップが築けるのを見てきました。
 
もう1つは、相手が変わろうとする意思がなく、もともとの周波数で生きる意思があまりにも強い場合です。
 
この場合、引き続き不安と孤独と自己否定の中に生き続ける片方と、安心感、つながり感、自己肯定感を手にした片方が、物理的にも周波数的にも一緒にいられなくなってしまいます。
 

センターピースを受けた人たちの中で、中級まで進んだ人が離婚することがありますが、これは決してセンターピースを受けて夫婦関係が壊れたということではありません。
 
逆なのです。
 
これまでの不安と孤独と自己否定の周波数から抜け出せたということなのです。
 
その証拠に、センターピースを受けて離婚した受講生の多くは、シングルになったとしても、以前の夫や妻と一緒にいた頃よりもずっと幸せな状態になっています。
 
同じ周波数の新しいパートナーを見つけたり再婚したりというケースもたくさん見てきました。
 
物事は自分の周波数が作り出しているのです。
 
これは形而上学的な考え方になりますが、自分が引き寄せたいパートナーと同じような周波数を自分の内側から作り出していくことが必要なのではないかと思います。
 
ここまでの話を言い換えると、対症療法的なアプローチと根本解決的なアプローチがあって、私の場合はセンターピースが本当に根本解決的なアプローチだったと感じています。
 

例えば腰に痛みがあるとか腰が腫れた時に、熱を持っているからとりあえず湿布で冷やしておきましょう、というのが対症療法的なアプローチです。
 
でも根本解決というのは、腰の痛みの原因は何なのかを紐解いていって、「実は姿勢ですね」とか「歩き方ですね」となったら、姿勢や歩き方を直していくことです。
 
これは時間がかかることですし、トレーニングが必要なことです。
 
センターピースはまさにトレーニングなのです。
安心を感じたり、つながりを感じたり、自己肯定感を感じるような捉え方をするトレーニングをしていくことで、根本的な解決が図れます。
 
根本解決の素晴らしいところは再発しないということです。
 
夫婦関係も同じような形で進行していきます。
 
最初は小さな諍いだったのに、気づいたら口をきいていないとか、家庭内別居だとか、
「子供がいなければすぐ離婚するのに」みたいな状態になっているパートナーシップというのは、
腰の痛みがどんどん悪化して歩けなくなる寸前まで来ているような状態なのではないでしょうか。
パートナーシップには様々な段階があります。
 
既にパートナーがいる人は、そのパートナーシップをどう良好にするかという課題に直面しますし、その手前では、好きな人はいるけれども成就しないという人もいます。
 
あるいはその手前には、そもそも好きな人が最近できないという人もいますし、もっと手前には、そもそも人を好きになったことがないという人、告白したことがないという人もいます。
 
パートナーシップは本当に生き方が如実に現れる分野であり、なかなか完成形のない分野だと思います。
 
永遠に自分の課題が出続けるのがパートナーシップの分野なのです。
 

夫婦関係がうまくいかない原因には、もう1つ重要な要素があります。
 
1つ目は不安と孤独と自己否定の3点セットですが、もう1つは夫婦の、特に片方に見られるメンタルブロックです。
 
メンタルブロックというのは否定的な思い込みのことで、行動に対してかかっていることが多いのです。
 
例えば、お互いが安心を感じ、つながりを感じ、自己肯定感を感じて認め合っていたとしても、
トイレの蓋を片方は閉めるべきだと強く思い込んでいて、片方はトイレの蓋はどちらでも良いと思っているとそのことで諍いが生まれます。
 
他にも靴を揃えるか揃えないか、
子供の宿題はちゃんとやらせるかやらせないか、
歯磨きはどこまできっちりするかなど、
日常生活では無数の価値観の相違(センターピース用語で言うとメンタルブロックの程度)が存在するのです。
 

私の場合、実はこれほど詳しく語っていますが、独身だった頃から最初の妻との結婚、そして離婚した時も、今話しているような理解は全くありませんでした。
 
どこかに価値観の合うミラクルな、すべてが完璧なパートナーがいるのではないかという幻想を抱いていました。
 
スピリチュアルな世界でいうところのソウルメイトやツインレイのような存在を探し求めていたのです。
 
逆に言えば、誰とパートナーシップを育んでも最終的には争いごとが生まれて嫌になってしまう、ということを繰り返し続けていました。
 
パートナーシップに疲れ果てて、誰とも特別な関係を結ばない、特定のパートナーは持たないという生き方をしていた時期もありました。
 
でもそれはそれで充実するかと思ったら、とても虚しかったのです。
パートナーシップから逃げる、避けるというのは、私の感覚では人生から逃げているような感覚がありました。
 
確かに衝突や争いは起きづらくなりますが、幸せも手に入りづらくなります。
 
野球で言えば、バッターボックスに立たなければ三振はしないけれどホームランも打てない、というようなものです。

そして今、私は妻とのパートナーシップを育んでいます。
 
ここでも様々なことがあり、一度離婚して再婚もしましたが、今の私はパートナーシップから逃げずに向き合い続けています。
 
パートナーシップについて教えている立場なので、自分のパートナーシップがボロボロになってしまったら虫歯の歯医者のようになってしまいます。
 
そのプレッシャーもありますが、私は包み隠さずに自分の課題として取り組んでいることもシェアしながら教える講師像を目指しています。
 
45年間生きてきた人生の中で、今が最も良いパートナーシップだと感じています。
 
歴代のパートナーシップと今のパートナーシップで変わった感覚は、
妻に何か変わってほしいという思いを抱くことが、昔が10だとしたら今は0.5とか0.1程度まで減ってきたということです。
 
今のままの妻でいてほしいと思いますし、妻を変えようとするのではなく、
自分の価値観と異なる妻のあり方を愛する、そういう自分になることを選ぶようになってきました。
 

現在の私の考えでは、パートナーシップは「サグラダファミリア方式」で進めていくのが理想的だと考えています。
 
これは、スペインにある永遠に完成しない教会のように、常にアップデートを続けていく関係性のことです。
 
夫婦関係を良くするコツの二つ目は、お互いを鏡にしながら、お互いの否定を外し続け、一緒にい続ける。
相手を変えようとするのではなく、お互いを直し続けること。
 
その結果、パートナーシップも直り続け、良くなり続けていくのです。
 

パートナーシップは、私にとって一番難しい分野であり、一番難しい人間関係です。
 
仕事上の人間関係は比較的うまくやれる方でしたが、自分の課題や在り方、メンタルブロック、トラウマを最も直視させられるのが、このパートナーシップでした。
 
経営やゴルフと同じように、パートナーシップは一生取り組む価値のある分野、エキサイティングな種目だと考えています。
 
私自身、現在も「サグラダファミリア方式」で改善を続けている最中です。
 
改善の具体的なステップとしては:
1. 不安と孤独と自己否定の捉え方を、安心感とつながり感と自己肯定感に変えていく
2. お互いのメンタルブロック、価値観の相違、行動の否定を見つけ合い、それを手放し続ける
3. 完成を目指すのではなく、継続的な成長を楽しむ
これが私が45年かけて取り組んできたパートナーシップについての現時点での答えです。
 
もちろん、これは完璧な解答ではなく、今後も更新され続ける「仮説」です。

本当の夫婦関係の改善をお考えの方は、ぜひセンターピースで学んでみてください。
 
きっと新しい気づきが得られるはずです。
 
そして、あなたの夫婦関係も、より良い方向に変化していくことでしょう。
 
最後に一言申し上げたいのは、パートナーシップは逃げるものではなく、向き合うものだということです。
 
確かに困難も多いですが、それ以上の喜びと成長をもたらしてくれる、人生最大の学びの場なのです。
 
人生やパートナーシップについて、もっと詳しく知りたい方は、ぜひセンターピースの講座に参加してみてください。
 
きっと、あなたの人生を変える新しい発見があるはずです。
 
以上、心理カウンセラーのかめちゃんでした。
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 
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