パワハラ上司は問題の原因ではなく問題の着火剤に過ぎない

僕が主催している人間心理学
「センターピース」（開発者：犬飼ターボさん）
では

参加者＋僕のLINEグループを作り、
半年間いろんな相談ごとにリアルタイムで
僕が答えていく、というサービスがあります。

昨日もある参加者から
質問がありました。

内容の詳細は明かせないのですが、
それは相談ごととして、
非常によくあるパターンでした。

「仕事を気分次第で、無茶振りしてくる上司」

と

「それを我慢して受け止めて、
頑張り続けて、疲れ果てた私」

という構図です。

一般的には、

「パワハラ」と呼ばれる行為、
構図なのかもしれません。

またはそのような仕事の振り方をしてくる
会社のことを「ブラック企業」と
呼ぶ向きもあるようです。

◇◇◇

僕自身も、そういう職場や上司に
よく当たってきました。

ただ僕の場合は根っからの変態性があり、

「無茶振りをされればされるほど喜んで
それ以上の対応をする」

ということをやり続けてきた結果、
アルバイト時代もサラリーマン時代も
どんな上司からも評価されてきました。

でも一人だけ全く評価してくれない
と感じていた上司がいました。

その上司の元で働いていた
６ヶ月を終えると、

僕は静かに心と身体を病んでいき、
最終的にはうつ病という診断を受けたのです。

◇◇◇

被害者モード全開だった僕は、
当時その上司のことを散々悪く言ってました。

上司のせいで自分はうつになったんだ、
自分は悪くないんだ、

そう主張するかのように、
自分以外の何かに原因を求めていました。

◇◇◇

今ならわかることがあります。

僕のうつの原因は上司では
なかったと。

僕のうつの本当の原因は、
僕自身が元から抱えていた
不安でした。

上司は、「着火剤」に過ぎず、
原因ではなかったのです。

きっとあの上司と働く経験が
なかったとしても、

何らかのきっかけでうつ状態に
陥っていたのだと思います。

◇◇◇

「ブラック企業」

「パワハラ上司」

これらを原因だと思えば、
ブラック企業を撲滅しなければならないし、
パワハラ上司をやめさせなければなりません。

でもそんなことが実現不可能だったり
不毛だと言うことは多くの人が気づいていることでしょう。

ブラック企業も
パワハラ上司も

ただの着火剤に過ぎません。

本当の問題は、そんな企業に勤めている
「不安な私」

そんな上司のもとで耐え続けている
「不安な私」

そのことが腑に落ちれば、
人生は変わり始めます。

私が原因なら、私を変えれば
いいだけだからです。

◇◇◇

もちろん、そう簡単に行かない、
と感じる局面もあるでしょう。

それでも僕はたくさんの事例を
見てきてわかることがあります。

それは、会社や職場を辞めても、
自分が思うほどには誰も困らない、
ということです。

びっくりするほど、会社や職場は
自分がいなくなっても回ります。

一体何に耐えてきたのか、
わからなくなるほどです。

◇◇◇

自分が、人生を創り出している。

自分が、人生を創り出している。

自分が、人生を創り出している。

創り出された内容や出来事が
気に入らないときは、

自分の源を変えましょう。

世界は、自分次第なのですから。

◆◇◆◇