不安をなくすだけが人生じゃない

昨日、個人セッションでのこと。

クライアント(Aさん)は、
人生でとくに不安なこともないし、
今の仕事に不満もない。

強いて言うなら
「悩みの１つくらい欲しい」
というのが悩みだと言うのです。

これを聞いて、
僕は2014年4月くらいの自分を
思い出しました。

あの当時、僕は
アランからコーチングを習って、
センターピースの中級を受講し終えて、
さらにヨガの修行から帰ってきて、

お金にも困っていないし、
人間関係やパートナーシップで
問題もなく、

まさに「悩みがない」状態に
なっていたのです。

悩みがないのに、
惰性でアランのワークショップに
通ったりしていたため、

ワーク中に、
「何か不安なことをシェアする」
みたいなテーマのときに、

シェアすることがない、
という状態にすら陥っていました。

◇◇◇

でも、そんな状態が続いたのも
ほんの束の間でした。

パートナーシップにおいては
その後の僕の人生を揺らがすような
出会いや出来事が起きたり、

当時出産を控えていた４女に
重度の先天性の障がいがあると
告げられ、無事に生まれないと言われたり、

そしてたった１年後には、
通っていたヨガスタジオを
買わないかという話を持ちかけられたのです。

それらの出来事を体験する度に、
僕は人間として強く、大きくなりました。

◇◇◇

あれから２年半経った今、
「悩みがない」状態には
陥らなくなりました。

正確に言うと、今でも別に悩んではいないのですが、
「悩みがない」とき特有の虚無感の
ようなものがなくなりました。

その理由は
目標を自分にプレゼントしたことです。

目標と言うと堅苦しいけど、
要するに、「自分に叶えてあげたいことリスト」です。

その自分に叶えてあげたい
理想の状態というのは、無限に出てきます。

今が不満だから、ということではなく
今に満足しながら理想の状態を思い浮かべ、
そして次々叶えていくことは可能なのです。

◇◇◇

人間は、苦しいとき、
理想の状態など思いつきません。

それよりもどうしたら、
今のこの苦しみから抜けられるのか、
ということばかりにフォーカスします。

でも苦しみから抜ける素晴らしさを知ると、
それが癖になってしまうのもまた人間なのです。

そして「苦しみがないじゃないか！」
と虚無感を抱く（笑）。

愛しきエゴのいたずらです。

そんな虚無主義に付き合う必要はないのです。

苦しみを抜けた今だからこそ、
理想を思い描いていいのです。

理想と現実のギャップを埋めるプロセス。

それが人生とも言えるのでしょう。

全く理想を持たない主義で生きる生き方も
僕は否定しません。

むしろそれを起業してからここ数年はずっと
やってきました。

今は理想を持って生きています。

そしてそっちの生き方の方が
虚無主義に陥らないので、僕自身が
気に入っています。

◇◇◇

自分の人生に理想を
思い描くことを許可してあげてください。

あなたはそれだけ、
ここまで頑張ってきたのですから。

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最後まで読んでくださって

ありがとうございました。

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あなたの人生のお役に立てたら

嬉しく思います。

今日も素晴らしい一日を

お過ごしください。

亀井弘喜