「何ができるかが大事」だと思っていた。

おはようございます！亀井弘喜です。

 

昨日更新のアメブロです。

↓

人生で最良の1日

 

 

今日のメルマガです。
どうぞご覧ください。

↓↓↓

 

「何ができるかが大事」だと思っていた。

 

※当記事は数年前に書いたものを加筆修正しています

 

 

「何ができるかが

　大事だと思うんです。」

 

昨日のセンターピースで

ある参加者がそう言いました。

 

僕は昔の自分を

思い出しました。

 

思春期から

ずっと僕もそう思っていました。

 

「何ができるか」

 

によって、

人間の価値を

測ろうとする。

 

勉強ができない、

ということは価値が

ないこと。

 

お金が稼げない、

ということは価値が

ないこと。

 

異性と付き合えない、

ということは価値が

ないこと。

 

いろんな出来事や

概念と「価値」を

無理やり癒着させては

 

自分の価値のなさに

思いを馳せて

 

価値のない存在で

いることに耐えられず

 

「できること」

を増やそうと

 

一生懸命勉強したり

資格を取ったりしました。

 

でもそれは

終わりのないラットレースの

ようなもので

 

どんな資格も僕の中で

いずれは色あせていき

無意味なものに感じられるのです。

 

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何ができるか、

が人間の価値だと

思い込んでいた僕に

 

１人のある人との

出会いがありました。

 

奥さんの弟、

つまり義理の弟です。

 

彼は僕の３個下で、

３歳の頃から

脳性麻痺という障がいがあると

診断を受け

 

今でも多くはしゃべれないし

もちろん仕事をすることも

勉強をすることもできません。

 

それまで僕の家族や

周辺には

「障がい者」（と便宜上呼びます）

という存在がいなかったため

僕は戸惑いました。

 

でも一緒に過ごす時間が

増えてくるに従って

わかってきたことがありました。

 

それは

彼がとても純粋に

生きているということでした。

 

何度かこの話をシェア

したことがあるのですが

 

会社員当時の僕は

食事のときでも

本を読んだり

ケータイを見ながら

ご飯を食べていました。

 

ある日、

食卓を奥さんの実家で

食べているとき、

 

義理の弟は、

お義母さんの作った料理を

一生懸命食べていました。

 

無心になって食べてから

嬉しそうに、

 

本当に嬉しそうに

こう言いました。

 

「美味しいねぇ！！！

　ほんとうに美味しい！！

　お母さん、美味しいよ！」

 

よだれを垂らしながら

そうお義母さんに伝える

義弟と

 

嬉しそうに

微笑むお義母さんを見て

 

僕は思わず

涙が込み上げてきました。

 

僕はこんな風に

一生懸命ご飯を食べた

ことがあっただろうか。

 

僕は生前の母に

こんな風にご飯が美味しいと

伝えたことがあっただろうか。

 

彼の純粋さの前に、

僕自身の歪んだ生き方が

映し出されたような気がして

 

思わず自分を

省みたのです。

 

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障がいとか

ハンディキャップを

持って生きるというと

 

仕事もできないし

お金もかかるし

大変なことばかり。

 

そう人間の思考は

思い込みたがります。

 

僕自身も自分の４女が

一級の障がい者として

生まれてくるということが

わかったとき

 

いろいろな

不安に苛まれました。

 

話を義弟に

戻します。

 

実際は

その弟がいたおかげで

 

奥さんの実家一家は

ずっと仲良くいられたし

 

弟は、

存在しているだけで

価値があるのです。

 

弟は、

というのは比喩で

 

ほんとうは

すべての人が

存在しているだけで

価値があるのです。

 

働くことは

尊いことだし

 

いろんなことが

できるようになるのも

素晴らしい体験です。

 

でも何ができるようになっても

できないようになっても

思い出したいことがあります。

 

それがこの

 

「存在するだけで価値がある」

 

という原理原則です。

 

 

存在するだけで価値が

あるとしたら

 

僕は何をするのだろう。

 

存在するだけで価値が

あるとしたら

 

僕は何をしないのだろう。

 

 

そんなことを

問いかけながら

今日のメルマガを終わります。

 

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今日も素晴らしい一日を

お過ごしください。