自分との約束を守る

おはようございます！亀井弘喜です。

 

今日のメルマガです。
どうぞご覧ください。

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自分との約束を守る

 

※当記事は数年前に書いたものを加筆修正しています

 

 

昨日、名古屋の旧友と

久しぶりに再会して

話していたことの中に

 

僕の去年のヨガスタジオでの奮闘が

ありました。

僕はスタジオを引き継いですぐ

ホットヨガのお店を閉めることを

決断しました。

 

そしてだんだんとお客さんが

減っていくヨガスタジオ。

 

それでも

月に400～500人程度は

来客があったのです。

 

ホットヨガスタジオには

シャワーブースが

１０個ついていました。

 

女性の中には

シャワーにとても

時間がかかる人というのがいて

ひどい場合だとクラス終了後

１時間30分くらいかかって

 

お客さんが帰る、という状況が

ありました。

 

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毎日の最後のクラスの終了時間は

21:45でした。

 

そこからお客さんが帰るのは

23:00くらい。

 

そして23:00から

誰もいないスタジオで

僕は掃除を始めるのです。

 

シャワーブースや

着替えスペースには

 

たくさんの髪の毛や

体毛や ゴミが落ちていました。

 

とくに

排水溝は、

こんなにもすぐ汚れがたまるのかと

驚くくらい

あっという間に

髪の毛などが詰まっていくのです。

 

当時、そのスタジオは

毎月50万円くらいの赤字を

出していました。

 

とてもじゃないけど

スタッフを雇っている余裕などなく

 

閉店までの３ヶ月、

全部の仕事を自分一人でやると決めました。

 

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全部を一人でやる、

と決めてからは

モチベーション高く働きました。

 

実際にすべてのことを

効率的に行ってスタジオは

ちょっとずつ改善されていきました。

 

それでも

僕にとって毎日

重荷のようにのしかかる

レッスン後のシャワーの掃除。

 

そんなある日、

うちなる自分がささやいたのです。

 

「掃除なんて

　そんなにこまめにしなくたって

　お客さんは気づかないよ。」

「２日に１度で

　いいんじゃない？」

「そんなことをしたって

　売上アップにも

　利益アップにもつながらないよ。

　他にやることがあるだろう。」

と。

 

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僕は掃除を

さぼる、

というとても

魅惑的な誘いに

一瞬負けそうになりました。

 

そして負けそうになった瞬間、

いっそのこともう閉店日を

待たずして

今すぐにでも

閉店したくなる

衝動にかられました。

 

お金の不安もそこには

絡んでいました。

 

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それでも僕は思いとどまりました。

 

理由はわからないけど、

そこで掃除をさぼったら

本当に何かが終わってしまう

ような

気がしたのです。

 

そして僕は決めました。

 

「どんなに疲れていても

　どんなに赤字が出ても

　掃除だけはさぼらず、

　手を抜かず、毎日する」

 

自分との約束が

生まれた日でした。

 

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そこからは

一心不乱に

掃除をしました。

 

掃除グッズを研究して

もっとも汚れが落ちるものを

見出しては

小さく喜んだり

していました。

 

それでもまた気分が沈んでは

掃除をさぼりたくなっていました。

 

そういうギリギリのところで

毎日掃除をしながら

赤字のお店を経営していました。

 

そんなある日、

娘の幼稚園のイベントに

行きました。

その幼稚園は

キリスト教なのですが、

 

イベントのとき

必ず唱える言葉があります。

 

子供たちは純粋な声で

こう合唱しました。

 

「人は、見ていなくても、

　かみさまは見ていらっしゃいます。」

 

僕はその言葉を聞いたとき

思わず涙が溢れてきました。

 

人は見ていなくても

かみさまは見ていらっしゃいます。

 

それは、

僕にとっては、

かみさまからの

 

「君が掃除を頑張ってるのを

　いつも見ているよ」

 

という言葉のように

感じたのです。

 

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あれから１年経った今、

ホットヨガの方のお店は無事に締まり

常温ヨガのスタジオのみが

営業しています。

 

そして先月、

ずっと目標に掲げていた

単月での黒字、

 

しかも永続的な

黒字のスタートが

切れたのです。

 

シャワーブースはなく

掃除の手間は本当に少なくなりました。

 

でも当時身についた

 

「どんなに忙しくても

　疲れていても

　掃除だけはさぼらない」

 

という習慣は

今でも続いていて

最後のレッスンが終わった

22:00過ぎ、

 

僕はスタジオに２つあるトイレを

素手で、たわしと洗剤を使って

ゴシゴシと洗っているのです。

 

それはあたかも

毎日溜まる

自分の心の汚れを

洗い流すかのような作業です。

 

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今でも何か

問題が起きたときや

困難が起きたとき

基準にしているのは、

 

「自分との約束」です。

 

自分との約束を

裏切らない。

 

そして

人は見ていなくても

かみさまが見ているということを

いつでも思い出すこと。

 

出張中であれば

滞在したホテルの部屋を

かみさまにお返しするかのごとく

丁寧に

後片付けをすること。

 

部屋に感謝し、

部屋を掃除してくれる人に感謝し、

この体験ができることに感謝する。

 

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こうしてメルマガに

書いてみた今、

あの地獄のような日々も

懐かしき愛しき思い出と

化しました。

 

それどころか

メルマガのネタにもなりました（笑）。

 

僕はスタジオ経営の苦境を通して

身についた掃除の習慣を

死ぬまで守ります。

 

その日に溜まったゴミは、

物理的な世界でも

心の中の世界でも

毎日掃除して

きれいにすること。

 

セルフコーチングやヨガは

そのことにとても役に立つのです。

 

このメルマガが

あなたの心の掃除の

少しでもお役に立てたら

嬉しく思います。

 

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今日も素晴らしい一日を

お過ごしください。