「人はなぜ不倫をするのだろう。」

2022年5月12日

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「人はなぜ不倫をするのだろう。」

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FacebookやLINE@にも投稿したのですが、今日六本木ツタヤで衝撃的な本を見つけました。

「不倫と結婚」

というタイトルです。

※当記事は数年前に書いたものを加筆修正しています

Facebookに投稿した文章を再掲します。

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六本木のマンションのすぐ近くのオシャレスタバ＆ツタヤにお散歩してたら、

なかなか刺激的なタイトル&見出しの本を見つけて買いました。

タイトル:「不倫と結婚」

見出し:「人はなぜ不倫をするのだろう。」

著者のエスター・ぺレルさんは、ベルギー人の心理療法士だそうです。

＊＊＊
(表紙帯より)
結婚生活が破綻しているから？

浮気性という病だから？

新しい自分を見つけたいから？

それとも家庭は欲情の場ではないから？

人はなぜ不倫をするのだろう。

＊＊＊
(訳者あとがきより)

不倫が起きたときには、一般的に結婚自体に何らかの問題があったものと決めつけられる。

だが、それは果たして真実なのだろうか？

夫婦仲や結婚生活の質とはまったく関係のない不倫もあるのではないか？

幸せな人も不倫するのだろうか？

人が結婚生活の軌道から外れていくとき、しばしば求めているのは違う相手ではなく、違う自分だとぺレルは言っている。

人はいつも違うものや違う人生への渇望があるが、不倫は自分を作り直すことができるもう一つのリアリティであり、理想化された並行宇宙なのだと。

でももう一つの人生を仮体験したあと、その人はどうなるのか？

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（Facebookからの転載ここまで）

不倫という言葉と概念は、人の感情を刺激します。

そして多くの場合、「嫌悪感」が先にたってしまい、その本質のようなものまで探求することを諦めてしまいます。

何より「不倫」という言葉は概念の定義も難しい。

だから先の本によると、「不倫の実態調査」なるものがそもそも正確に把握することはできないのだそうです。

僕は、不倫に関しては今は明確なスタンスがあります。

「否定はしないけど、オススメもしない」

というものです。

それは自分自身の経験も踏まえてのスタンスなのですが、不倫はしてる方もされている方も、構造上、人生に必要な土台である「安心感」が手に入りにくいのです。

それでもパートナー以外に好きな人ができたときに、なかなか正直には言えないものです。

単一的な正解などないわけですが、少なくとも嘘をつき続けることは、人生を苦しい方向に進めてしまうということは、闇営業の芸人問題が示す通りです。

そういうとても難解なテーマである「不倫」というものを正面から分析しているこの本は素晴らしい名著だと思いました。

何よりも、不倫をしてる側も、されてる側も、いわゆる”愛人”側に対しても、愛と理解を持って接している著者のあり方に僕は感動したのです。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

今日も素敵な１日をお過ごしください。

亀井弘喜

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