おはようございます!亀井弘喜です。
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タリーズで見かけた若い女の子とおじさんが教えてくれたこと
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昨日は面白い出来事がありました。
※当記事は数年前に書いたものを加筆修正しています
鹿児島のオシャレなタリーズの店内に、なぜか若い女の子とおじさんのテーブル、そして僕だけがいたのです。
若い女の子はとても親しみやすい笑顔と軽妙な語り口で1時間くらいずっとしゃべっていました。
その女の子とはギャップのある感じの、リストラ直後のような暗い雰囲気を漂わせている50代後半のおじさんはじっと話を聞いていたのです。
「一体何のセールスだろう?」
と思って聞いていたある瞬間、おじさんに火が着きました。
自分の病気の話、仕事をがんばったけど全然報われなかった話、自由に生きていきたいと思った話などを熱く語り出したのです。(タリーズの店内に響き渡る声でした)
奇跡の相槌「へーそうなんだ!わかる〜」
若い女の子は、ヒートアップするおじさんを尻目にカフェラテのようなものを飲みながらひたすら相槌を繰り返していました。
「へー、そうなんだ!わかる〜」
おじさんがどんなに暗い話に持ち込もうとも、どんなに会社や社会に怒りをぶつけようとも、一定の明るいテンションと笑顔で
「へー、そうなんだ!わかる〜」
を繰り返すのです。
僕は「タメ口!」と心の中でツッコミながら、成り行きを見守っていました。
こんな深刻な話をしているのに、まさかのタメ口で
「へー、そうなんだ!わかる〜」
を繰り返されたら、おじさんは怒り出すんじゃないかと思ったのです。
(多分僕がおじさんなら怒っていたと思います)
でも真実は違いました。
人は話を聞いてくれる人を信用する
ひとしきり話が終わって、女の子はアフィリエイトのビジネスの提案を始めました。
松竹梅のようなコースがあるようですがどれも数十万円するもののようでした。
おじさんはじっと黙って一言言いました。
「申し込みます。私は、あなたを信用しました。」
その瞬間の女の子の表情のガッツポーズ的なニュアンスを僕は驚きながら見ていました。
あのおじさんはどうして急に申し込んだんだろう。
そのあとのやりとりから、アフィリエイトが何なのかもよくわからず、それどころかWindowsとMacの違いすらわからないと言っていたあのおじさんが。
ふと、「へー、そうなんだ!わかる〜」という相槌を思い出しました。
そうか。あのおじさんの本当のニーズは、「自分の話を誰かに聞いてもらう」ことだったのではないか。
そう考えると辻褄が合ってきました。
口は一つ、耳は二つある理由
僕は理解できない出来事や、新しい出来事があるとき、自分に問いかける習慣があります。
「この出来事はどんな気づきを自分に与えてくれるのだろう?」
昨日もそうでした。
答えは簡単でした。
「もっと人の話を聞こう」
口はなぜ1つしかないのでしょうか。
耳はなぜ2つあるのでしょうか。
人間の身体を作った創造主からのダブルメッセージがあるとしたら。
「もっと人の話を聞こう」
今日は出会った人の話を聞く1日にしようと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
今日も素敵な1日をお過ごしください。
亀井 弘喜