おはようございます!亀井弘喜です。
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「手に入れて、脱ぎ捨てて」
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今回は博多、東京を経由して
そのままバンコクへ向かう旅です。
※当記事は数年前に書いたものを加筆修正しています
できるだけ荷物を少なく、
と思ってもやっぱり多くなってしまいます。
今朝、ホテルをチェックアウトするとき、
ふとカバンの中の1冊の本が目に止まりました。
「わいたこら」
という元プロ野球選手の新庄選手が
書いた本でした。
とても読みやすくて、
そして面白い本でした。
最後まで読みきりたくて
新幹線に持ってきたのです。
*
読み終えたその本が
カバンに入っていました。
小さな本1冊だけど、
それがなくなったら
身軽になるような気がしました。
さらにその良い本が、
ホテルの部屋に置いていったら
きっと誰かの目に届くんじゃないかと思って
メッセージとともに部屋に
その本を置いてきました。
誰の目にも留まらなかったら
そのまま破棄されてしまうのかも
しれません。
それでも今の僕に残ったのは
「1冊の本の分だけ身軽になった自分」
でした。
*
今思えば、これまでの人生でも
何かを手にしては脱ぎ捨てて
生きてきました。
テストで一番だった経験も、
学級委員長をした経験も、
受験で第一志望に受かった経験も、
外資のコンサルで働いているという
小さなプライドも。
人材会社での立場や給与も、
東京での生活も購入したマンションも。
MBAを取ろうと思って
入学した大学院も、
実家の跡を継ぐという道も。
何かを手にしては
脱ぎ捨てて生きてきました。
脱ぎ捨てる度に僕は強くなり、
何者でもない自分になる度に、
僕を慕ってくれる人が増えました。
あと一体何を脱ぎ捨てたらいいのかな。
そんなことを考えていた矢先に、
1冊の本を脱ぎ捨てた朝でした。
バンコクに旅に行きたくなったのも
1度何かを脱ぎ捨てたかったのかも
しれません。
何かを手に入れて、
何かを脱ぎ捨てて。
それを繰り返しながら
その人にとって大切なことを
思い出し続ける。
それが人生だとしたら、
手に入れることも脱ぎ捨てることも
素晴らしい経験のように思えました。
*
そろそろ映画の上映時間が
近づいてきました。
今日はこの辺で終わります。
***
今日も最後まで読んでくださって
ありがとうございました。
素晴らしい1日をお過ごしください。
亀井弘喜