僕にとってのビジネスとスピリチュアルとは「○○と○○」

 

 

そしてその日の夜、初めての

自分のヨガクラスを担当しました。

 

 

後にも先にも、マントラ（クラス中の歌）を

ど忘れしたのは、その最初のクラスだけでした。

 

それくらい緊張していたのだと思います。

 

 

2017年5月1日。

 

２年前の初日が信じられないくらい、

落ち着いた心持ちでヨガクラスを

午前中と夜と担当しました。

 

 

スタジオの名前も変わったし、

床も電気も、目の前にいる生徒さんも

働いてくれている先生たちも、

ガラッと変わりました。

 

 

２年前と変わらず存在しているのは、

その空間と、シヴァナンダヨガの教えのみでした。

 

 

◇◇◇

 

ここからは、少し具体的な話です。

 

前のスタジオのオーナーになった

初月の売上は、41万円でした。

 

 

もともと生徒さんの数もそんなに多くなくて、

オーナーが僕になって、さらにたくさんの

生徒さんが退会していきました。

 

 

休講になることも度々あって、

誰もいないスタジオで、

とても寂しい気持ちになって、

 

「潰れてしまうんじゃないか」という

不安がいつも付きまとっていました。

 

 

それが２年経って、お店の売上は、

先月、過去最高の金額を記録して、

133万円でした。

 

 

この2年間、気楽に生きていた僕にしては

珍しく、血のにじむような努力をしてきました。

 

 

セミナー講師業で稼いだお金や出た利益を、

全部お店の改善に費やしてきました。

 

 

気づいたら、お店は２年前の跡形がなくなり、

隣のイタリアンレストランのオーナーが、

「最近お客さんが本当に増えましたね」

としみじみ言ってくれるほど、

たくさんのお客さんに愛されるスタジオができました。

 

 

◇◇◇

 

会社員時代、売上至上主義を僕は否定していました。

 

利益至上主義を僕は否定していました。

 

ゆえに独立してからも、売上を追い求めず、

利益を追い求めずに「自分のやりたいように」

生きてきました。

 

でも今は、大きく変わりました。

 

 

売上をあげることに

一生懸命になるようになりました。

 

利益をあげることに

一生懸命になるようになりました。

 

 

ヨガスタジオのトイレットペーパー１つ

買うときに、1円でも安い方を

選ぶようになりました。

（今日も安いトイレットペーパーを選んで買いました）

 

僕は勘違いをしていました。

 

 

売上を上げてから、

売上至上主義を脱するべきだったのです。

 

 

利益を上げてから、

利益至上主義を脱するべきだったのです。

 

 

売上も利益も上げていないお店の

オーナーだった僕が、

 

「売上がすべてじゃない」

「利益がすべてじゃない」

と主張していたのです。

 

 

負け犬の遠吠えとはこのことを言うのかな

って今ならば思います。

 

◇◇◇

 

僕は、会社員時代、

ビジネス至上主義に振れて、

 

独立してから、

スピリチュアル至上主義に振れて、

 

そして今、両者を

統合する場所に戻ってきました。

 

売上、大事です。

 

利益、大事です。

 

目に見えない力、大事です。

 

ヨガや悟り、大事です。

 

「論語とそろばん」

 

 

お店を持つという大きな意思決定をしてから

２年が経って、やっと、

そんなタイトルの本を出した

偉人の気持ちをほんの少しだけ理解できたような気がします。

 

◇◇◇

 

僕は一体あと何年ヨガスタジオのオーナーを

務めるのでしょうか。

 

誰にもわかりません。

 

僕自身にもわかりません。

 

 

１つだけ言えることがあるとすれば、

僕の情熱が続く限り、です。

 

 

そして今のところ、その情熱は燃え盛る一方で、

スタジオのこと、そこに集う人たちのことが

愛しくて仕方がありません。

 

 

「Shanti-Peace」

そこに集う人たちが、

愛と平和に溢れるように、

１年前に名付けた名前です。

 

 

今日も午前中に１クラスしてきました。

連休中も、クラスをし続けます。

 

「Shanti-Peace」

 

 

実は、僕の人生に、

愛と平和が溢れるように、

現れた愛しきスタジオなのかもしれません。